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【Report】2017 W・D・A

-W・D・A- Workshop Dutchnationalballet Antwerp 2017

​(オランダ国立バレエアカデミー・ベルギー王立Royal Ballet School of Antwerp)

~感想文~



 

Mei Otani

(ヴィクトワールバレエコンペティション東京より参加権獲得)

◇2017年9月より ベルギー王立アントワープ・ロイヤル・バレエ・スクール 留学 


私は、ヴィクトワールバレエコンペティション東京にて「W.D.A参加権」を頂き、今年の5月のワークショップに参加させて頂くことができました。 オランダ、ベルギーでの2週間はバレエ漬けの充実した日々でした。 また、現地の生徒さんは容姿はもちろん、とてもラインが美しく、改めて基礎の大切さを感じました。 ワークショップはオーディションを兼ねていたので緊張感もありましたが、アントワープスクールでのレッスンを受け、「私はここでバレエをもっと学びたい」という気持ちが更に強くなり、その思いをレッスンで精一杯表現しました。 この度入学の許可を頂けることになり、本当に嬉しく思います。 このようなチャンスに導いて下さった舞原先生をはじめ、日々ご指導下さる先生、家族への感謝の気持ちを持って、これからも夢に向かって努力していきたいと思います。

~その後~

1年目を無事に終わることができ、帰国しました。 アントワープでの授業はクラシックだけでなく、日本でいた時には学ぶ機会が少ない、色々な形のダンスの授業を受けられました。

現地の生徒は特にコンテが上手で、ついていくのに必死ですが、1年前の自分には無かったものを、たくさん吸収出来たと実感しています。

クラシックは、少しの間ですが齊藤亜紀さんがB5のクラスをみて下さいました。一人一人、丁寧に教えて下さりました。

自分の経験なども話して下さったので、本当に勉強になりました。発表会のようなものは2回ありました。 最初は校内コンクールのような形で、振付けを生徒たちだけで作り上げ、最後に順位がつけられる感じでした。 2回目のB6の卒業公演ではネオクラシック、コンテ、学年全員でやるボレロを披露しました。

最期の公演の練習は朝8時から夕方までレッスンする日が続き、体力的にも大変でしたが、公演後は達成感があり、改めてアントワープバレエ学校に入ることができて良かったと思いました。

コンテは新しい挑戦が多くて、出来ると楽しいし、自分自身は成長出来たと実感します。また、体力もついてきました。 ですがクラシックは、まだまだ努力して行かなければと感じています。

9月から2年目、更に成長したいと思います。そしてオーディションへ向けて、精一杯頑張ります。


 

Miu Kariya (ヴィクトワールバレエコンペティション東京 より参加権獲得)

◇ 2017年9月より ベルギー王立アントワープ・ロイヤル・バレエ・スクール 留学 


私はヴィクトワールバレエコンペティションに参加し、WDAの参加権を頂きました。 コンペティションが5月初めで、ワークショップは5月末出発でしたので、急でしたが将来にもつなげたかったので、参加させていただきました。 WDAのワークショップではダッチナショナルとアントワープのバレエ学校の2ヶ所で学びました。ダッチナショナルでは主にクラシックをメインで学び、校長先生にヴァリエーションも見ていただきました。アントワープではコンテンポラリーのクラスも受けさせて頂きました。また、バレエ学校がテスト期間中だったためコンテンポラリーのクラスは現地の子達がそれぞれ創作したテスト用の作品を見ることが出来ました。 一度の機会に2ヶ所のバレエ学校で学ぶ事はなかなか出来る事ではないので、とても貴重な経験になりました。現地の子達からもたくさんの刺激を受けることが出来ました。 そして嬉しい事に、今年の9月からアントワープで学ばせて頂けることになりました。 今回この留学を支えてくださった先生方、両親に感謝をしてここで学んだ事がこれからに繋がるようにしたいと思います。 本当にありがとうございました。

 

Chihiro Sudo (ヴィクトワールバレエコンペティション神戸 より参加権獲得)

◇ オランダ国立バレエアカデミーDutchnational Ballet 短期スカラシップ

◇ スイス国立 チューリッヒダンスアカデミーTanz 短期スカラシップ 2018.Lesson fee free

◇ スイス国立 チューリッヒダンスアカデミーTanz 年間フルスカラシップ 2018年9月から1年間


この度、1か月間のスイス国立チューリッヒ芸術大学タンツアカデミーチューリッヒにスカラシップを頂き、初めて一人で来ています。そして先日、念願の年間の入学許可を頂くことができました。今回、絶対にこの学校に入学したい!という強い気持ちでのぞみましたので、本当に嬉しいです。ここまでこれたのは、チャンスをくださり心から応援してくださっている舞原先生、バレエの素晴らしさを教えてくださり、愛あるご指導くださる竹内先生、文先生、そしてどんなときも挑戦させてくれ見守ってくれる家族のお陰です。心から感謝しています。 今回こちらで改めて感じたことは、基礎と言葉の大切さです。私が受けたクラスは、ピルエットを何回も回ったり、脚を高く上げたりすることはあまりなく、基礎がみっちりと組み込まれたクラスでした。 私のクラスの子達は、回転が何回も回れたり、高いジャンプが飛べるわけではありませんでしたが、完璧な基礎と美しいロシアメソッドでうっとりと見とれてしまうほどでした。1年間学校のメソッドに合わせてレッスンを受けている子達に馴染むのは大変難しかったです。自分が正しいと思っていたことがその学校では正しくなかったり、気付かないうちに変な癖が付いてしまっていたり、1ヶ月あったからこそ気付けることが沢山ありました。どこに行っても基礎の大切さが変わらないことと、今までの自分の甘さにも気付きました。もうひとつは、言葉の大切さです。日本にいると基本日本語しか話しません。本格的に授業が始まるのも中学生の頃からです。ですが、ヨーロッパの子達は小学校から英語を習うそうです。クラスの子達は日常生活の中で英語と母国語両方で話します。学校の9歳の子が母国語と英語を使い分けていて凄いなと思いました。私は少し相手と話せる程度の英語しか分からなかったので、理解出来ずに苦しむことが沢山ありました。海外留学するにあたり、語学は必須です。先生の言っていることが理解出来ないと意味がありません。英語が話せると自分の視野も広がり、世界各国の子達とコミニュケーションを取れるのはとても楽しいです。私もこれからもっと英語をしっかり勉強しようと身を持って感じました。留学までに一生懸命勉強します。中学二年生で1ヶ月の留学がとても不安でしたが、思い返すと楽しいことばかりです。よりバレエが好きになりました。素晴らしい経験をさせてくださった先生方、家族、応援してくれた友達に感謝してこれからも背筋を伸ばして頑張っていきます。


 

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